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激濤(2)
あらすじ
この日、滝本酒店は久しぶりの休日だ。新婚3か月の幸子とその義母は、喬(たかし)が釣りに出かけたので、2人のんびりと休日を満喫していた。正午。激しい揺れが2人を襲った。店の商品は棚から落ち、台なしとなったが、幸いなことにケガはなかった。が、テレビをつけてがく然とする。「磯釣り中の釣り人の行方不明も相次いでいる模様…」。喬から連絡のないまま、時間だけが過ぎて行く。しびれを切らした幸子は、おじとともに夫を探しに男鹿半島へと向かった……。1983年5月26日正午。日本海中部沖地震。マグニチュード7.7、震度5。地震直後の大津波により104名もの尊い命が失われた。その中には12名の釣り人がいた。津波に巻き込まれたものと残された家族……。釣り人であり漫画家の矢口高雄が、自然の厳しさと生命の尊さを真正面から描き出した鎮魂歌。全4巻。
あらすじ
この日、滝本酒店は久しぶりの休日だ。新婚3か月の幸子とその義母は、喬(たかし)が釣りに出かけたので、2人のんびりと休日を満喫していた。正午。激しい揺れが2人を襲った。店の商品は棚から落ち、台なしとなったが、幸いなことにケガはなかった。が、テレビをつけてがく然とする。「磯釣り中の釣り人の行方不明も相次いでいる模様…」。喬から連絡のないまま、時間だけが過ぎて行く。しびれを切らした幸子は、おじとともに夫を探しに男鹿半島へと向かった……。1983年5月26日正午。日本海中部沖地震。マグニチュード7.7、震度5。地震直後の大津波により104名もの尊い命が失われた。その中には12名の釣り人がいた。津波に巻き込まれたものと残された家族……。釣り人であり漫画家の矢口高雄が、自然の厳しさと生命の尊さを真正面から描き出した鎮魂歌。全4巻。