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武士のフトコロ(1)
シリーズ
武士のフトコロ(3)
大勢の江戸っ子たちが連日連夜つめかけた日本最大の風俗街・吉原! 上級花魁とひと晩、豪遊するのに掛かった費用は100万円!! 下級武士の次男にして、二刀時中流の師範代である飛田蔵之丞。 初めて訪れた江戸最大の歓楽街・吉原、さらに岡場所・根津では 運命の出会いを果たす。江戸の色街を渡り歩き、蔵之丞はそこで 男の極楽、女の地獄を見た!! まさに苦界!遊女たちの過酷すぎる懐事情! ◎江戸には50ヶ所程の遊里があり風俗店だらけ! ◎超格安店の遊女の料金はなんと10分1,250円! ◎遊女には給料がなく収入は客の御祝儀のみ! ◎貧農の娘は約20万円で女郎屋に身売りされた!
武士のフトコロ(5)
年収はなんと114万円!! 下級武士の厳しい懐事情に迫る大江戸リアル時代劇! 武士相手の高利貸しで莫大な利益を得た札差! 江戸の大富豪といわれた札差の営業権は1億円で売買されていた!! 貧乏御家人・飛田家の次男、蔵之丞は札差の京次に用心棒“対談方”になってくれと頼まれる。その報酬として飛田家の借金125万円を帳消しにすると提案されるが……!? 多くの武士を借金まみれにして富を築いた札差! ◎江戸初期の金利は年25%という暴利であった! ◎札差の用心棒の給与は店の支配人並に高額だった! ◎借金帳消しの法令により札差は約594億円の損失! ◎札差による米の換金業務の手数料は3万7千5百円!
武士のフトコロ(6)
庶民を熱狂させた江戸最大の娯楽・歌舞伎!! 千両役者の最高年収額1億1千万円!!! 歌舞伎の興行は年6回、最も入場者の多い顔見世興行の1日の平均収入は300万円、年間収入は8億円にもなった!! 年収114万円の下級武士・飛田家の次男、蔵之丞は剣術道場の門下生・満園に誘われて、初めての歌舞伎見物に向かう。 そこで満園に紹介されたのは、贔屓の役者という梅助。 下級役者の中通りである梅助は、薄給ゆえに生活が苦しく……。 華やかな江戸歌舞伎の舞台裏に迫る! ◎年間1億円を稼ぐ千両役者は江戸後期に7人いた! ◎下級役者・中通りの頭の年収は55万~60万円! ◎歌舞伎興行の年間利益はおよそ1億円だった! ◎一番高額な席料は約2万3千円、格安席は千円前後!