愁雷 合冊版(2)
前田ひろ子
夫は私を辱めるのにシてはくれない。確かに私はおにいさんを愛していた、でも私はあなたの妻。自分で決めて結婚したのに。お願いあなたを愛させて。夫は妻を抱かないのに愛人とは激しいSEXを繰り広げていた。「随分激しかったわね。また奥さんの事抱けなかったの? 知ってんのよ。私の事、奥さんの代わりに抱いてるの。イク時「妙子」って呼ぶもの。抱けなくて当たり前よ。あなた負い目があるんだもの。失った片目の代償として無理矢理結婚したんだもの。負い目を感じて当たり前よね。そんな時、妙子の母親が危篤になり、妙子は実は兄とも父とも血の繋がりが無い事を打ち明けた。事態が動く…!?