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ニコラオスの嘲笑(1)
シリーズ
ニコラオスの嘲笑(5)
警視庁の刑事・森村つぐみは、シングルマザーの敏腕刑事。愛する息子・優馬を託児所に預け、クリスマスイブに発生した殺人事件に集中する。幼い優馬の心は寂しさに耐えかねて、亡き父の実家に行ってしまう。つぐみは事件に没頭し、壊れそうな息子の心を救うことが出来ない。捜査の結果、容疑者として加治清の名前が挙がるが、証拠は決め手に欠ける。被害者の一人が政治家だったため、彼の学閥から早期逮捕へのプレッシャーがかかる。一方、清は同僚のまりもとの愛を育み、まりもの持病を理由に反対する母親に、生まれて初めて立ち向かっていた。この事件さえ解決出来れば、優馬を引き取れると願うつぐみだが、清の動機がわからず悩む日々が続いた。上からの期限を切ったプレッシャーもあり、捜査は一気に大詰めを迎え、とうとう清の手に手錠がかけられた! 収録内容:「再捜査開始!!」「被害者家族の悲しみ」「鍛治清は本当に犯人なのか!?」「わがままも言えない……」「歪められていく清のイメージ」「真犯人・山川 由佳」「見落とされる真犯人」「加治 清は犯人だ!!」「山川由佳の狂気」「加治 清 逮捕!!」
ニコラオスの嘲笑(7)
状況証拠を積み上げて加治清を逮捕したものの、刑事・森村つぐみは殺人の動機がどうしても理解できないでいた。それもそのはず、事件には「山川由佳」という真犯人がいたのだ。現場を指揮する松下係長は取り調べの全面可視化を断って清を問い詰めるが、清は身に覚えがない犯行を認めるわけにはいかない。「もう嘘はつかない。本当のことを話そう」と決意する清だが…。週刊女性連載中。 収録内容:「松下係長の逆襲」、「選ばれし、警視庁捜査一課」、「冤罪の仮説〈前編〉」、「冤罪の仮説〈後編〉」、「加治 清と話がしたい!!」、「わかりあえない2人」、「一般市民の歓喜」、「松下係長の作戦変更」、「ぼくは やっていない!!」、「松下係長の敗北」
ニコラオスの嘲笑(8)
刑事の森村つぐみにとっても容疑者の加治清にとっても、長い長い一日が終わろうとしていた。だが、取調べが終われば帰れると信じていた清は留置場での待遇に驚き、悲しみ、ほとんど眠らない夜を過ごすことに。明くる日、否認を続ける清を追い詰めるため、松下係長は凶器の入手経路解明をつぐみたちに命じる。一方、凄惨な事件の犯人として清の情報がネットに拡散、その被害は婚約者の田原まりもの家にも…。週刊女性連載中。 収録内容:「拘留者番号「15番」」、「長い、長い一日の終幕」、「留置場の係員たち」、「私って、ちゃんと笑える……」、「捜査検事・藤 幸一郎」、「田原家への攻撃」、「丸裸にされる……!!」、「暴かれる、清の過去」、「清の二面性」、「新たなる証人!?」
ニコラオスの嘲笑(9)
殺人事件の容疑者として逮捕された加治清は弁護士との面会を状況打開の唯一の望みと考えていたが、あいにく国選弁護人にはその熱意がなく、さらに絶望の淵に追いやられることに。刑事の森村つぐみと小倉雅文は物的証拠になるはずの凶器探しを続けていたが、手がかりはつかめない。一方、清の取調べを行う松下係長は警視庁の上層部から呼び出しを受け……。週刊女性連載中。 収録内容:「当番弁護士」、「学閥の宴」、「藤検事の家庭の事情」、「家族たちへの想い」、「ある冤罪被害者の叫ひ?」、「つく?みからの言葉」、「ネットの誹謗中傷」、「まりもの危機」、「被害者の「心」を想像しろ!!」、「上層部からの通達」
ニコラオスの嘲笑(11)
殺人事件の重要容疑者・加治清に対する松下係長の違法な取り調べは、眠らせない、食べさせない、とさらにエスカレート。否認を続ける清だが、その精神はますます追い詰められていく。だが、松下ら捜査陣も上層部の学閥からの圧力に悩まされていたのだった。事件には真犯人「山川由佳」がいるのだが、警察も検察もいまだその影さえつかめておらず、由佳は今夜も彼氏との楽しい夜を過ごしていた。 収録内容:「絶望の、清」、「みんな女たちが悪いんだ!!」、「松下係長の同様」、「悪魔の違法行為(2)」、「悪魔の違法行為(3)」、「オレにも家族があるんだ!!」、「私には「仲間」がいる」、「握りつぶされる「個」の意見」、「清が落ちてゆく……」、「「やった」と言ってしまおう…」