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連載
江戸時代末期、武蔵(関東)と甲斐(山梨)の境にある大菩薩峠にフラリと現れた机竜之助は、罪なき女巡礼をいきなり犯し斬殺する。「理屈じゃねぇんだ、斬ってみねえとわかんねえモンあるって言うじゃねぇか!」とうそぶき、不敵な笑みを残して去って行く。一体、何のためにこんな極悪な所業を!? 机竜之助とは何者か……?
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大菩薩峠 第一章(2)
ふくしま政美・中里介山・大西祥平
突然の母の斬殺に気を失った娘のお松を襲う野猿の群れ。通りかかった美形の若者・裏宿の七兵衛に助けられる。だが、この若者は、その筋では凄腕と呼ばれる闇の稼業を持っていた…。一方、竜之助は御嶽神社で行われる奉納試合の相手となる宇津木文之丞の妻・お浜と会うが、お浜からは意外な言葉が……。
大菩薩峠 第一章(3)
大菩薩峠での無残な辻斬りの噂は、またたく間に近隣に広がっていた。奉納試合を目前にした竜之助だが、心は斬殺に魅了されていた。そして再びその甘美な誘惑が襲って来たその時、幼い頃から一緒に育った無二の友、道場の下男・与八が大事な話を持って現われた……。
大菩薩峠 第一章(4)
竜之助に妻を汚され、怒りに燃える宇津木文之丞。彼は奉納試合で絶対勝利するため、宇津木道場師範代・大膳忠左衛門の画策した恐ろしい特訓を始める…。それは夜の墓地で行われ、世にもおぞましい光景だった……。そしてついにやって来た奉納試合。文之丞の特訓の成果は実るのか? 竜之助の必殺技・音無しの剣は出るのか? 見守る観客には、近藤勇や芹沢鴨などの名うての剣客も……。
大菩薩峠 第一章(5)
木剣のはずがなぜか真剣になった奉納試合で、宇津木文之丞の首を刎ねた竜之助。主君・文之丞の仇を討とうとする宇津木道場師範代・大膳忠左衛門をはじめとする道場の門下生。謎多き過去を持つおぞましい特訓を画策した大男、大膳忠左衛門の逞しい筋肉から放たれる妖しげな技とは……!?
大菩薩峠 第一章(6)
宇津木道場門下生30数名と竜之助との凄絶な激突が始まる。飛び散る肉片と血飛沫。転がる文之丞の首。お浜の恐怖の叫び。降りてくる死者の魂。狂気の斬殺魔と化す竜之助! 100ページ以上にも及ぶ熾烈な死闘と迫力の殺戮シーン。平成の劇画王にふさわしい、ふくしま政美の画力と技、実力がいかんなく発揮。ついに第一章・第一部完結!
大菩薩峠 第一章(7)
宇津木道場門下生30数名を惨殺した机竜之助は、その刹那、天罰のような雷に倒れ、そして消えた。だが、斬殺者・机竜之助の噂は、名を上げるための殺し屋たちの耳にも早々に届いていた…。しかし、竜之助を追うのは、殺し屋ばかりではなく宇津木文之丞の弟・兵馬も仇討のために追跡し始める。一方、お松と七兵衛は、お松の身寄りを訪ねるため江戸に向かったのだが……。
大菩薩峠 第一章(8)
地蔵を担いで山を登る大男。それは竜之助と一緒に育った無二の友、与八であった。「おいら若先生の仏様になるべ。それが若先生の償いだ」と涙を流す与八は、斬殺された人々の供養のため地蔵を彫り、峠に運んでいたのだ――。それから2年後、雷で記憶を失った竜之助は、お浜と一緒に江戸に住んでいた。狂気も消え無邪気な笑顔を見せる竜之助だが、ある日、浪士組を名乗る愚連隊に絡まれ、瀕死の傷を負う……。
大菩薩峠 第一章(9)
江戸市中夜半。昏睡状態の中で竜之助は、無数の地蔵に襲われる夢にうなされていた。悲鳴上げ目を覚ますと鋭い眼に戻っていた。与八の魂が竜之助の記憶を戻したのか? だが、その頃、夜の闇の中に竜之助に近づいて来る影があった。その影こそ、2年の間、竜之助を追い続けていた凄腕の夫婦殺し屋だった。果たして、妖しげな技を駆使する彼らを前にして、瀕死の状態から回復したばかりの竜之助に“音無しの剣”は使えるのか?
この先は、18歳以上推奨です。一部暴力的または性的な描写があります。マンガ・マンガ雑誌を読みますか?
この作品は、18歳以上推奨です。一部暴力的または性的な描写があります。マンガ・マンガ雑誌を読みますか?